敷地内に設置されている各排水経路の点検・清掃用の排水桝の種類について

排水桝の種類

インバート桝
汚水排水や雑排水を円滑に流すために汚物や固形物が停滞して詰まらない様に、底部に排水溝が設けられた排水桝のことです。別名で「インバート会所」とも呼ばれます。

会所桝
雨水や雑排水などの排水管合流点で、2本以上の排水管の合流部や方向転換のための曲がり角に設置されています。泥水や混入物などが流れてきた時、泥や混合物を沈殿させて上澄みだけを流す働きもあります。

雨水桝
敷地内に降った雨水を集める場所です。雨水桝には非浸透式と浸透式があり、非浸透式は下水管につながっています。浸透式は集まった雨水を地面にしみ込ませ、枯葉などの異物を沈殿させる役割もあります。

汚水桝
汚水桝はトイレから浄化槽または公共の下水管に至る配管が詰まった時、清掃や点検が容易に行える様に、敷地内汚水管の要所に設置されています。

トラップ桝
公共下水管からの臭気の逆流を防ぐためにトラップ構造をしている桝です。臭気の逆流防止の他、お風呂や流しの排水口から流れた排水に含まれる油脂や固形物が底に溜まる構造になっています。

泥溜め桝
雨水（雨どい、庭などからの排水）や雑排水の配管の途中に設置して、底に泥や砂などを沈殿させて、これを取り除く役目をする桝のことです。

ドロップ桝
敷地の排水管、下水管などの段差が大きい場合に設置する桝です。排水の配管を垂直方向に落とすことで、安定した勾配を維持するために使用します。

公設桝
敷地の排水管、下水管などの段差が大きい場合に設置する桝です。排水の配管を垂直方向に落とすことで、安定した勾配を維持するために使用します。